開発コンセプトを知ってラケットの能力を100%解放!
ラケットデザイン大賞No1!?
HEADのラケットといえば「グラフィン」が有名ですよね。全てのラケットにその名を冠しています。 ノーベル賞を受賞したグラフィンですが、HEADがそれを採用するのは単に「有名素材だから」「目立ちたいから」というわけではなく、 「ラケットに役立つ」というちゃんとした理由があります。それは極(きょく)バランスというもの。 極バランスについてはまた別のコラムで紹介しますが、HEADはラケットに役立つ素材を常に探し求め、採用するという企業精神を感じます。 本日は、ラケットデザイン大賞があれば個人的にダントツ1位になると思う世界初!マグネシウムを搭載したラケットMXGのテクノロジーに迫ります。

ラケットのブリッジ部分に注目
写真を見てもらうと一目瞭然だと思います。そう、ラケットのブリッジ部分が金属=マグネシウムなのです!
なんか化学の授業を思い出しますね…スイヘイリーベボクノフネ…そうあのマグネシウムです。
普通、この部分はカーボンで出来ていますが、なぜここにMgをもってきたのか…そこにHEADの技術者が込めた想い=開発コンセプトがあります。

POWER UNDER CONTROL
パワーアンダーコントロール…暴発するパワーではなく、ちゃんとプレーヤーの意志に従うパワー
それがMXGラケットのコンセプトです。
これを実現するために重要となるのがラケットのブリッジ部分。そこにカーボンではなくマグネシウムを用いることで実現できたと
いう訳です。
容易に想像できると思いますが、ラケットのブリッジ部分にはかなりの力がかかります。ここがしっかりしていないとラケットは
大きくねじれてしまうため、ボールに力がちゃんと伝わらないし狙った部分に飛びません。
だからここにカーボンより強靭なマグネシウムをもってくることは理にかなっているわけです。
ラケットはカーボンで作るもの…そんな常識に捕らわれず新しい素材を見つけ、採用しようと努力する技術者に脱帽ですね。
Mgだから出来た洗練されたデザイン
マグネシウムを搭載したのは強度だけではありません。もう一つ、カーボンよりはるかに優れているのが
「成型」。金属ゆえ複雑な形にすることができます。これは繊維であるカーボンには難しいところ。だからこそ、あの象徴的な
ブリッジデザインが可能なのです!そして、更に複雑な形にできることで縦糸をより長く取れるようになっているのでパワーもあるのです。
これがあのPOWER UNDER CONTROLにつながるのですね。
改めてブリッジの形をよく見てください…めちゃくちゃカッコいいですよね。やがてこの部分に速度や回転数がデジタル表示されるようになるのか!?
なんて、未来のラケットの姿を想像させてくれるデザインだと感じます。試打したことがありますがものすごい面安定感です。
他にも面安定のいいラケットはありますが、それとはまったく違う感じの安定感…支えているのが金属だからでしょうね。ボールに力が
ちゃんと伝わっている感じがします。
世界初の技術ゆえちょっと値段が高めで発売されましたが今はかなりお得な値段になりました!
カーボンでは味わえない新感覚をお求めの方にはぜひおすすめです。
■フェイス98のツアータイプ。Mgのパワーで相手をケチらす。
●フェイス115の圧倒的パワー。どんな球も壁となって倍返し!?
◆フェイス100の黄金スペック。迷ったらMxg3から。