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開発コンセプトを知ってラケット能力を100%解放!

ピュアドライブ2021発売記念コラム

世界で最も売れているラケット「ピュアドライブ」の最新作の情報が公開されましたね。9月発売予定です♪ 今回はパワーを更に上げて、その分、打感が硬くならないようにフィーリングも向上させるという改良がされています。 ピュアドライブは昔からの固定ファンがいるので、基本的な開発コンセプトを大きく変更することはしない。 車で例えるならベンツをBMWのようにするのではなく、昔からの「ベンツらしさ」を無くさずに時代に合わせた最新テクノロジーを載せていくという考えです。 バボラの中でパワーラケットの位置にいるピュアドライブは、今回もその位置を変えることなくパワーを更に進化させました。
大人気ラケットですが、使わない人の多くは「飛びすぎ」を指摘します。パワーラケットなので飛ぶことは当然なのですが、 本当に「飛びすぎる」のでしょうか?今回のコラムではそこに迫っていきます。
購入を検討している人はもちろん、ピュアドライブなどのパワーラケットに苦手意識を持っている人もぜひご一読ください。

ピュアドライブ2021

ピュアドラは本当に飛びすぎるのか!?

ラケットにおけるパワーとは「飛ぶ」ことです。同じ力でスイングしてもボールが遠くに飛ぶ。 それゆえ、もともとパワーのある人にとっては「飛びすぎる」と感じて断念する場合があります。 「ラケットもパワフル×人間もパワフル=飛びすぎ」というのは当然の結果だと思います。
しかし、ピュアドライブ使用者のプロ選手が多いのはご存じでしょうか。杉田選手、綿貫選手、ダニエル太郎選手… 一般人よりはるかにスイングスピードもあるパワフルな彼らがなぜ「飛びすぎる」ラケットを選び、活躍しているのか。 それを考えていくとある重要な視点が生まれてきます。それは「ボールを打つ位置」です。

ボールをコートのどの辺で打っていますか?

実はこの視点。ピュアドライブ嫌いの友人の打点位置を見ていて気づいたのです。 彼はベースラインより1.5~2mくらい前で打つ傾向があります。そんな彼にピュアドライブで打ってもらうと、 1m前後アウトする場面が多くなりました。そうです、単純に考えると1.5m前で打つからほぼ同じ分アウトしてしまう… 逆に1.5m下がって打てばちょうどおさまるのではないか。試しに、彼とベースラインでラリーをしてみたら、ちょうどいい深さでボールが 返ってきました。飛び過ぎる原因は自分の打点位置も関係していたのです。

プレー環境が印象を大きく変える!?

ただ、もう一つ重要なことも発見したのです。それはプレー環境。 彼がベースラインより前でプレーするのは、スタイルではなく返ってくるボールが浅いからだったのです。 冷静に考えるとプロのボールは深いですよね。よって、ベースライン上かそれより後ろで打ちあう場合がほとんどです。 そういう環境では、パワーラケットが「飛び過ぎる」のではなく、「ちょうどいい飛び」になるのかもしれません。 一方、比較的ボールがゆっくりな趣味で楽しむテニス、球足が短くなりがちなオムニコート…という浅いボールが多い環境だと、 逆に「飛び過ぎる」と感じるのはある意味当然で、打点位置がピュアドライブの印象を大きく変えるのではないでしょうか。
そうであれば、「パワーラケットは飛び過ぎるからダメ」と最初から諦めるのではなく、一度自分の打点位置を見つめてみるのも損はないと思います。 パワーラケットが合っていないのは「あなた」ではなく「環境」ということに気づくかもしれません。そして、試しにベースラインあたりで打ちあえば…ピッタリだったり。 パワーラケットをブンブン振り回せるようになれば、まさに鬼に金棒です。 ピュアドライブ2021発売を機に、今一度、自分の可能性を見つめ直してみてはどうでしょうか。

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◆フェイス98の振り抜き易いピュアドライブvs(2019モデル)