開発コンセプトを知ってラケット能力を100%解放!
女王のラケット Yonex Ezone
2020年の全米オープンテニス女子シングルスは、大坂なおみ選手が優勝しました。
そんな女王の手に握られているラケットがヨネックスのEzone(イーゾーン)
今回は、大坂選手の優勝でますます注目を浴びるあろう「女王のラケット」テクノロジーに迫ります!
ヨネックスの中で最大のパワーラケット
ヨネックスのラケットは大きく3シリーズに分かれています。コントロールに特化したVcorePRO、スピン特化のVcore、そして最大パワーのEzoneです。
パワーを生み出す秘密はフレームの強さ。
最新のEzoneは他のシリーズでは使用されていないトレカM40Xという東レの最新カーボンを搭載しています。
これにより、強打してもフレームが力負けせず面もブレません。つまり、スイングのパワーを余すことなくボールに伝えられるという訳です。
一方、他のシリーズはフレームが「しなる」ことで、手のひらでキャッチする感覚=コントロール性を高めています。
しかし、「しなる」ということは変形するということ。変形によりパワーロスをしているとも解釈できます。
Ezoneはそれを極力減らすことで、パワーロスを無くすことに成功しているのです。
変形しない=硬くないの?
当然、この疑問が生まれてくると思います。そこに対して、ちゃんと最新テクノロジーで対応しているのが技術者の凄いところ。 「フレームは硬いのに打感は柔らかい」 こんな魔法のようなことを実現しているのが、ライナーテックとVDMという技術です。
高品質カーボンだからできるライナーテック技術

図の左半分を拡大して注目してください。オレンジの点線部分のストリングがライナーテック技術によるものなのですが、
現行品(従来品)はフレームに当たるところで曲がっている(屈曲している)のに対し、新製品はまっすぐ入っている部分が多いですよね。
これによりストリングを長く取れるので、より大きく「たわむ」ようになります。
すると打感が柔らかくなり、ボールがストリングに乗りやすくなるのでスピンもかかりやすくなるのです。
スピン特化ラケットVcoreでも採用されています。
実はこの技術。高品質カーボンだからこそ出来るもので、通常のカーボンだとフレームが折れてしまうそうです。
新潟にある工場での製造…Made in Japanにこだわるヨネックスだからこそ成しえた技術。
そのラケットを使って日本人が優勝したことは、とても誇らしいことですね。
驚愕の振動吸収性素材VDM

グリップの中に極薄なのにとても衝撃吸収性能が高いメッシュ状の素材を配置しています。
フレームから伝わってきた振動をここで全て吸収してしまうイメージです。
生卵を7mの高さから落としても割れないことで有名なパワークッションを開発したヨネックスならではの技術ですね。
ライナーテックでストリングが衝撃を和らげ、VDMで完全にシャットアウト…
これにより、硬いフレームでも柔らかい打感を実現しているのです。
衝撃を恐れず思い切り振り切れることで、大坂選手もあの爆発的パワーを生み出しているのかもしれません。
手にする方はぜひこの技術=技術者の想いを知って、そのパワーを余すことなく発揮してください。
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