開発コンセプトを知ってラケット能力を100%解放
日本人企画ブリヂストンラケット
多くのファンを持つエックスブレードシリーズなどを世に生み出したブリヂストンスポーツ。
日本国内で競技大会に数多く携わり、テニススクールも運営し、直接選手や生徒のプレーを見て声を聞く…
その開発姿勢は日本企業らしい緻密で丁寧なものです。
そして導かれたコンセプトは「ジャパニーズスタンダード」
色々な製品がワールドスタンダードになるなかラケットもそうでいいのか??
スピードボールや強烈スピンだけではなく、テクニックを駆使してコートを駆け回る日本のプレーヤーには、意思とラケット・ボールの動きの一体感が大切ではないか。
そんな考えのもと生み出されたラケットには、日本テニスを見つめてきたからこそ辿り着ける機能が搭載されています。
豪華な彫刻が施された派手な洋剣に対して、渋い輝きを放つ日本刀といったところでしょうか。
そんなブリヂストンが世に放った3本の名器「X(エックス)ブレードBX」「XブレードRs」「XブレードRz]について特集します。
それぞれに日本人の体格やプレースタイルにあったコンセプトを明確にしています。きっとあなたが求める一本に出会えると思いますよ。
時間を、空間を、支配せよ「XブレードBX」

最初はXブレードBX。コントロール性能を高めたラケットです。パワーを求めるのではなく、正確なコントロールでコーナーを狙い、
高低交えた弾道で相手を揺さぶる…「時間を、空間を、支配せよ」というコンセプトを表現したラケットです。
コントロール性を優先するため搭載されているテクノロジーが「レジツイストBフレーム」というもの。
これにより、フェイス部分が内側に深くたわむようになり、手のひらで包み込むようなフィーリングを実現しています。
ボールを手のひらでキャッチしてコントロールするように打てるというわけですね。
また、相手の強い球を左右に打ち分けるには体力も必要です。プレーヤーの身体(腕)への負担を少しでも減らすため、
グリップ部分にはセプトンという振動吸収性に優れた素材を搭載。そういうところまでちゃんと考えられています。
ガンガン打ってくる相手の球をコーナーに打ち返し、相手がしっかり構える時間を奪い、甘くなったところを決める!
そんなプレーを求める人に合うコンセプトをもったラケットです。
乾燥でダメージを受ける肌にもご褒美を♪

走って、打って、勝利しろ「XブレードRs」

攻守の切り替え激しいテニスの試合では、動きながらでも力強い正確なショットが打てる武器が必要だ…
という考えのもと開発されたシリーズです。
不安定な態勢でも安定したショットを打つためにはどいうラケットが必要か?
ブリヂストンが考え出したテクノロジーが「パワースタビリティシステム」
グリップに近い部分に重量(重心)をもってくることで、ラケットを振りやすくしています。
重量が先にあるラケットは不安定な態勢だとラケットに振り回されてしまう場合がありますが、その点をカーボンバランスで調整している。
「常に動き回る試合で使えるラケット」という実用性を重視した開発姿勢は日本ならではという感じがします。
冬に向けてマスクの準備はOKですか?

アグレッシブに魅了せよ「XブレードRz」
これはパワーで押し込むスタイルが好きな方向けのラケットです。
「気持ち良く」パワーボールをコートに突き刺し魅了するという感じでしょうか。
ただ弾くラケットではなく「ずっ、ドーン」というのがキャッチフレーズ。
つまり、一度ボールをつかんで発射する感じ…日本人が好むフィーリング(コントロール)を大切にしているモデルです。
海外の同系統モデルはパワー重視のためフレームが硬く、球離れが速くてコントロールしにくい物もあります。
ただ、それは海外のプレーヤーがコントロール性よりも圧倒的パワーでゲームを支配するスタイルを好む傾向があるからでしょう。
もちろん日本人でもそういう人はいるかもしれませんが、老若男女・シングルスからダブルスまで楽しむことの多い日本人プレーヤーには
もう少しコントール性・気持ち良さを重視したモデルを作ろうという、
海外とは違う「日本のテニス事情」に着目したことから生まれたモデルです。
特質すべきは「打球音」にまでテクノロジーのメスを入れた点。
「パワーはあるけど硬い打球音では打っていて気持ちよくコントロールできないのではないか。」
そんな発想のもと、フレームとグロメットチューブとの隙間にまで手を加えています。具体的には、その隙間を限りなく無くすことで、
「キーン」とした音を防ぐようにしているのです。手(振動)だけではなく、耳(打球音)にまで着目する…
このきめ細かさこそジャパンスタンダードの真骨頂と言えるのではないでしょうか。
プレー後のガッツリスイーツに♪

ブリヂストンスポーツを応援
いかがでしたでしょうか。日本のコートを見つめながら開発されたブリヂストンのラケットには、海外メーカーにはないコンセプトがたくさん
詰まっているように感じます。
残念ながら、今年でテニス事業からの撤退を表明してしまいましたが、
また戻ってきてくれるよう、製品購入を通して応援メッセージを送り続けていきましょう!
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