Racket Off net

開発コンセプトを知ってラケットの能力を100%解放!

DIADEMの熱い想い

2020年に日本に上陸したDIADEM(ダイアデム)というテニスメーカーをご存じでしょうか。 会社自体は2015年にアメリカで誕生し、独自のストリングを発売していました。それで知っている人も いるかもしれません。そのダイアデムがついにラケットも発売したのです。
有名メーカーがひしめくラケット市場に参入してくる以上ただのラケットではありません!! 今回はその秘密に迫ります。

ラケット内部構造

一般人にもプロクオリティのラケットを

ダイアデムの創業メンバーは、元コーチやフェデラーのヒッティングパートナーを務めたこともある元選手なんです。 トッププロと練習をしている最中、彼ら(上位選手)と自分達(下位選手)のラケットの作りがあまりに違うことに驚愕し 「トッププロクオリティのラケットを多く人に」という想いで設立したそうです。そういう会社って稀有ですよね。
トッププロのラケットと市販のそれが違うことはある意味納得ですが、やっぱり一度は打ってみたい…憧れますよね。 そんな憧れをかなえてくれるのがダイアデムのラケットなのです!しかも、普通の値段で!!
プロクオリティを実現するための一番の特徴が上図の「内壁」です。フレームの中にカーボンの壁があるのです。製造にとても手間が かかることは容易に想像できますが、圧倒的にフレームの安定性が向上することも理解できるのではないでしょうか。 薄いフレームでも力負けせず、自分のパワーをロスせずボールにぶつけられる…高い面安定性があってこそのこの特徴を内壁技術で実現しています!

ウレタン充満

想いがあるから妥協しない姿勢

内壁以外にもこだわりがあります。それがグリップ内部のつまったウレタンフォーム。 これは我々でも目で確認できます。お手持ちのラケットのエンドキャップをドライバーなどで開けてみてください。 ほとんどが空洞です。違いが一目瞭然ですね。ウレタンを充満させることで振動減少・打感向上の効果があります。 プロはウレタンの代わりにシリコンを注入していることが殆どですが、そこに近づけようとしている姿勢を感じますね。
ただ、こうしてしまうとラケットが重くなってしまいます。プロ品質だけど重くて振れない…では意味がない。 全体が重くならないようにするにはどうすればいいか…ダイアデムは妥協しません!その分、軽くて剛性の高い、 品質のいいカーボンを採用し、更にカーボンをくっつけるレジンを独自で開発する。 普通なら開発費がかかり過ぎて諦めてしまうようなことも、「熱い想い」があるからこそ実現させる。 これこそが、ダイアデムの魅力だと思います。ラインナップは2シリーズ。
■薄型・ボックスフレームのガンガン振りたいタイプ向け「エレベート」

●中厚・ラウンドフレームのパワーとスピンで攻めたいタイプ向け「ノヴァ」

ぜひ、ダイアデムの熱い想いをラケットと通して感じてみてください。