Racket Off net

開発コンセプトを知ってラケットの能力を100%解放!

速報!HEAD最強スピンラケットが7末発売!!

今回のラケット解放プロジェクトは発売記念として「HEADの真エクストリーム」の機能をクローズアップ。 HEADのスピンラケットとして有名ですが、そもそもスピンラケットって他とどう違うの??というところまで理解している人は少ないのではないでしょうか。 もちろん、メーカーを信じて深く考えず購入するのもいいと思うのですが、やはり使う側もその機能を理解しておけば効果も2倍!? スピンをかけやすくするために、技術者がどういう想い=機能を込めたのか以下紹介していきます。

回転をかけるのはストリングの仕事

スナップバック効果という言葉を聞いたことがありますか? ハイスピードカメラの進化により、ついにカメラはボールに回転がかかる瞬間を撮影することに成功したのです。 その結果わかったのが、ボールにスピンがかかるのはストリングがずれて戻る作用=スナップバック効果だということ。 つまり、ボールにたくさん回転をかけようと思うなら、スナップバックを効率的に発生させないといけないのです。
だから、ストリングがガチガチだと綺麗に回転がかかりません。よくストリングがずれたままの状態になって、指でガチガチ戻すことがありますが… あれはスナップしたけどバックしていないという状態だったんですね。

スピンシャフト

だからストリングの動きに工夫がいっぱい

エクストリームはより効果的にスナップバック効果を発生させるためのテクノロジーが他のシリーズより多く搭載されています。 これが、「HEADのスピンラケット」に位置付けられる理由ですね。
その機能とは大きく2つ。グロメットホールを大きくする事とシャフト部分に工夫を加える事です。 前者については以前からあるのですが、今回のエクストリームには後者の工夫(上図)が加えられたのです!そこにクローズアップしてみます。

ポイントは三角形の形と面積

HEAD技術者が新たに手を加えたのは、ラケットのスロート部分。普段、我々が利き手と逆の手で持つ部分です。 三角形の部分がありますよね。そこの部分の面積を小さくしたのです(高さを低くする)。 「えっ、それだけ??」と思うかもしれませんが、ほんの少し変えるだけで性能が大きく変わるのがラケットの奥深いところ。 細かく言えば、スロートも内側に尖った三角形の形にして剛性もあげているんですね。この機能によりエクストリームは真エクストリームになったと言えるのではないでしょうか。
ここで機能を実感するために、団扇を手にとってみてください。どんな団扇でもいいです。それをラケットに見立てます。 スピンをかけようと思ったら、斜め下から上に団扇を振り抜きますよね?その時、持ち手(スロート)の部分に垂直方向のすごい力がかかることが 実感できると思います。その時、スロートがグニャっと負けない(ねじれない)ようにするのが先ほどの工夫です。
ここが負けてしまうとボールがストリングにしっかり乗りません。しっかり乗らないということはスナップバックも起こりにくいわけです。 ストリングに仕事をさせるためには、グニャっと負けない強靭なフレームが必要なのです。だから、ピュアアエロもそうですがスピン系ラケットというのはスロート部分がしっかりしてますよね。 スロートの部分の形にもちゃんと意味がある…マイラケのそんなところにも注目してあげてくださいね。

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